私の中で一番の出遅れ銘柄が先週一時的に謎の急騰をしました。
新報国製鉄(5542)
独自の低熱膨張合金を,半導体製造装置向けに提供する会社
宇宙,航空産業等新分野への進出も模索
上の図はわざと2年チャートにしましたので,わかりにくいでしょうが,
14日にストップ高の+150円の1059円を付け,出来高も急増しました。全
体的に半導体関連銘柄が買われていたとはいえ,本決算発表前の特段材料
のない中,よくわからない急騰でした。翌日は△79円としっかり下げてき
ました(笑)。
昨年もこの時期,急騰し,一時は1500円台を付ける場面もありましたの
で,こうした相場の再現もと思ったのですが。ちなみにこの時は,アメリ
カとイランの開戦が危惧されていたことが要因と言われています。戦時,
原油高の折には上昇する銘柄のようです。
絶賛含み損継続中の身としては,とにかく1500円を超える程度に回復
してくれればいうことはない(戦争は困りますが)のですが,本業の方
が上向くには時間がかかりそうですからね。
さて,この会社意外なところにも顔を出しているようで,これも今回急
騰の要因とみている人もいるようです(少し古い話題ですが)。
”空飛ぶクルマ”の開発を行う「CARTIVATOR」とのスポンサー契約締結について | 新報国製鉄株式会社 SHINHOKOKU STEEL CO.,LTD
道路や滑走路を必要とせず垂直離着陸型で飛ぶクルマ"SkyDrive"の機体開
発が行われているようですが,この会社も機体の軽量化に貢献するため,
素材の開発に一役買うということでしょうか。
ただ,空飛ぶ車については,実現すれば素晴らしいことなのかも知れませ
んし,一定の役割を持つものかも知れません。でも,これは一般に普及する
とも思えないところです。
車というものは地上を走るものであって,こんなものがそこかしこで飛び
交うような所の下を私は歩きたいとは思いません。やはり宙に浮くというこ
とは一定のリスクがあると思うのです。地上の車は故障したら止まるだけで
すが,空飛ぶ..は止まれば落ちますからね。
ヘリコプターですら未だに乗りたいと思わないのに,自分でも乗りたいと
は思わないですね。果たして,車を飛べるようにする必要ってあるんでしょ
うか?(古い昭和脳の発想かもしれませんが)
いずれにしても,航空法などの整理でルール化が必要とは言われています
ね。
新報国製鉄については,今回の急騰から引き続き上昇局面に展開していく
のか,2月上旬の本決算発表とあわせ注視していきたいところです。
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